まず会社の継続期や事業承継期に当該ガイドラインが適用されることが想定されています。
中小企業が経営者保証に依存しない資金調達または事業承継に向けて経営者保証を外すことを金融機関に要請するためには、まず中小企業側の次のような取り組みが必要です。
- 企業と経営者との関係の明確な区分・分離
- 財務基盤の強化
- 財務状況の正確な把握、適時適切な情報開示等による経営の透明性を確保すること
- その他、経営改善に努めること
中小企業からGLを使って保証人を外してほしいというような要請がなされた場合には、金融機関はかかる取り組みが将来にわたって充足されると見込まれるときは、経営者保証を求めない可能性や代替的な融資手段の可能性について検討することとされています。